AOP ピヨ教材 ・ リズム編
休符(きゅうふ)ってなに? タイ・付点(ふてん)ってなに? を、マスを消したりつないだりできるDTMグリッドで体感する回
休符って「休憩」のことかピヨ? やった、お茶飲んでくるピヨ〜!
戻ってくるシカ! 休符はサボり時間じゃないシカ。30秒まとめシカ。
でも「鳴らさない」に名前がつくって、へんな感じピヨ。無音は無音ピヨ?
いいギモンシカ。ポイントは、無音にも「ながさ」があることシカ。
①でやったとおり、音符の名前は「小節を何等分したながさか」の分数だったシカね(4分音符=拍1個分、が1行リマインド)。休符もまったく同じ分数のしくみで、「そのながさだけ鳴らさない」ことを表すシカ。
口で言うときは、鳴らすところを「タン」、休符を「ウン」と読むとわかりやすいシカ。
音符と休符は、ながさが1対1で対応しているシカ。①のグリッド(マス1個=16分)で数えると——
じゃあ休符のところでは、なにをしてればいいピヨ? ぼーっと待ってて、なんとなく次を歌えばいいピヨ?
そこがこの回いちばんの落とし穴シカ! 「なんとなく待つ」と、次の入りが毎回ズレるシカ。
正解は——休符のあいだも「1 と 2 と…」と数え続けて、決められたマスでピタッと入る。休符は「お休み」じゃなくて、数えながら黙るという演奏なんだシカ。
図にするとこうシカ。
歌う人にとって休符がうれしいのは、そこがブレス(息つぎ)の場所になることシカ。「なんとなく吸う」んじゃなくて「この8分休符で吸う」と決まっていると、フレーズの入りが毎回そろう。
クワイアみたいに大勢で歌うときほど、休符のそろい方が上手さに直結するシカ。
なるほどピヨ…。でも頭でわかっても、ウンの間じっと数えるのって難しそうピヨ。実際にやってみたいピヨ!
そのためのマシンシカ! ①の半分こマシンの進化版で、こんどはうたの段のマスを自分でタップして書きかえられるシカ。
マスを消したところが休符。下の🥁拍ガイドはずっと鳴っているから、「ウンの間も拍が進む」のを耳で確かめるシカ。
マスを1個消しただけで、ぜんぜん違うリズムになるピヨ! 「ぜんぶ消す」にしたら🥁だけになって……これ、休符だらけの小節ってことかピヨ?
そのとおりシカ! まるまる1小節の沈黙=全休符シカ。
そして今ピヨ鳥が体感したのが今日の芯——リズムの個性は「どこで鳴らすか」と同じくらい「どこで鳴らさないか」で決まるシカ。
同じ「タン4つ」でも、置くマスと空けるマスをかえるだけで別の曲みたいになるシカ。
ところでさっきの「ー」のマスってなんなのピヨ? タップしたら出てきたけど、鳴ってるような鳴ってないような…。
「ー」は直前の音をのばすマスシカ。「タ・ー・ー・ー」なら、16分4個ぶん=拍1個ぶんのばす1つの音(=4分音符)になるシカ。
楽譜の世界でこれをやる道具が2つあるシカ。
図でくらべるとこうシカ。
さっきのマシンで「🪢 のばし入り」のおてほんを鳴らしてみるシカ。最初の音は「タ」+「ー」5個=付点4分(マス6個)。
のばしている「ー」のあいだも、🥁の拍とカウントはずっと進んでいる——ここは休符とまったく同じ感覚シカ。
ほんとだピヨ、「ターーー」ってのばしてる間に🥁が2回鳴ってたピヨ! のばすのも黙るのも、「数え続ける」のは同じなんだピヨね。
大正解シカ! 歌がリズムからズレる原因のほとんどは、実はのばしている音と休符のあいだにカウントを見失うことなんだシカ。
「音を出している瞬間」は意外とズレない。音のない時間・のばしている時間をどう数えるかがリズムの上手さシカ。
これで①のグリッドとあわせて、道具は3つになったピヨ。タ・ー・空。……この3つでなにができるようになったんだピヨ?
ずばり、世の中のどんなリズムも16マスの上に書けるようになったシカ(3連系のハネるリズムだけは別の道具が要るから、先の回で扱うシカ)。
歌詞の譜割り(ふわり)——「ことばのどの音が、どのマスに乗るか」——も、この3つで全部説明できるシカ。
「ここは8分休符だから、あわてて食い気味に入らない」「この『ラブ』の『ブ』は4拍目までのばす」みたいに、あいまいだった歌い方の指示が、マス単位のことばで正確に共有できるようになるシカ。
次の回はいよいよ「拍の重さ」の話シカ。おなじ4つの拍でも、どこに重みを感じるかで音楽のノリはがらっと変わる——ゴスペルで手拍子が「2と4」に入る理由につながっていくシカ。
🎵 きょうからできる練習 ― ウンを体に入れる
①手拍子で「トン、トン」と拍を打ちながら、口で「タン・ウン・タン・ウン」(ウンは声に出さず口パク)。②慣れたら逆に「ウン・タン・ウン・タン」——黙ってから入る練習シカ。③好きな曲で、フレーズの直前の休符で吸うのを意識してみる。息つぎの位置が決まると、入りがそろうシカ。
グリッドと楽譜が同期して動くリズム訓練アプリ「リズム+」なら、休符入りのパターンをたくさん叩けるシカ。
🥁 リズム+ をひらく3問チェックシカ!
Q1. 休符と「ただの休み」のいちばん大きなちがいは?
Q2. 8分休符はグリッドのマス何個ぶん? 4分休符は?
Q3. 付点4分音符はマス何個ぶん? 4分音符2つをタイでつなぐと何拍のばす?
答え合わせピヨ!
A1. 休符には音符と同じように「決まったながさ」があり、そのあいだも拍とカウントは進み続ける。だから数えながら黙る「演奏の一部」。
A2. 8分休符はマス2個ぶん、4分休符はマス4個ぶん。「◯分=小節を◯等分」は音符と同じ。
A3. 付点4分=4分(4マス)+その半分(2マス)=マス6個ぶん。4分2つのタイ=2拍ぶんの1つの音。