AOP ピヨ教材 ・ 基礎知識編
声のしくみのいちばん土台。ここが分かると、フォルマントもフープもぜんぶ見えてくるシカ
基音と倍音って、なんか難しそうな名前ピヨ…。まず結論から知りたい!
いい姿勢だシカ!30秒でまとめるシカ。まず――ひとつの「ド」の中には、じつはたくさんの高さの音がいっしょに鳴っているシカ。
いちばん低くて「高さ(ピッチ)」を決めているのが基音(きおん)。その上にきれいな倍数でならぶのが倍音(ばいおん)シカ。
そして倍音の「どれが強いか」で、声の音色(=色・キャラ)が決まるシカ。
この「基音+倍音のセット」が声のすべての出発点シカ。あとで音の出るおもちゃも用意してあるシカ!
そもそも「音」って何ピヨ? 空気を…食べる感じ?
食べないシカ、シカシカシカカカカ! 音は空気の「ふるえ」シカ。
声帯や太鼓の皮がふるえると、まわりの空気が押されたり戻ったりして、その波が耳にとどいて「音」になるシカ。
その「ふるえ」が1秒間に何回くり返すかを Hz(ヘルツ)で数えるシカ。速くふるえるほど高い音、ゆっくりだと低い音シカ。
たとえばチューニング(=楽器の音合わせ)でよく聞く「ラ」の音は 440Hz=1秒に440回ふるえているシカ。
で、ひとつの音の中に音がいっぱいって、どういうことピヨ? ドはドじゃないの?
それがおもしろいところシカ! 声や楽器の「ド」は、じつは1本の音じゃなくてタワーなんだシカ。
いちばん下の階が基音。その上に、基音の2倍・3倍・4倍…の高さの音=倍音が、ぜんぶ同時に鳴っているシカ。
たとえば基音が 100Hz なら、200Hz・300Hz・400Hz…の音が上に積み上がっているシカ。この積み上がりを図にするとこうシカ。
役割分担はシンプルシカ。高さ(ピッチ)は基音が決める。色(音色)は倍音のバランスが決める。これだけシカ!
でも、なんでそんなきれいな倍数で鳴るピヨ?
ふるえるヒモや空気の性質で、自然とそうなるんだシカ。今日は「そういうものだ」でOKシカ!
タワーかぁ。じゃあ音符が読めなくても「低いのが基音・上にオマケがいっぱい」って覚えればOK?
それで完ぺきシカ! ちなみに専門の世界では基音を H1、2倍の倍音を H2…と呼ぶシカ。この講座でも H1・H2 を使うシカ(1fo(イチ・エフオー)・2fo…という呼び方もある、くらいでOKシカ)。
「H1=基音、H2=その1オクターブ上の倍音」とだけ覚えておくといいシカ。1オクターブ上=「ド」から次の高い「ド」までで、高さがちょうど2倍のことシカ。
ここからが本番シカ! 下の倍音ミキサーで、タワーを自分の耳で確かめるシカ。棒をタップすると、その倍音をON/OFFできるシカ。
ほんとだ! 倍音を足すと、音の高さは変わらないのに、リッチというか…ビリッとした感じになるピヨ!
その「リッチ」「ビリッ」の感覚こそが音色シカ! いま耳でつかんだこと――それが今日いちばん大事な知識シカ。
おなじ「ド」でも、人によって声がちがうのはなんでピヨ?
さっきのミキサーの答えそのものシカ。人によって・歌い方によって、どの倍音が強くてどれが弱いかのバランスがちがうから、同じ高さでも別の声に聞こえるんだシカ。
ふつうの声は、タワーの図みたいに上の倍音ほどだんだん弱くなるシカ。息まじりのやわらかい声は上の倍音が少なめ、張った声は上の倍音が強めシカ。
つまり――倍音のバランスを聴き分けられれば、声の質感を言葉にできるようになるシカ。
倍音はわかったピヨ。その倍音って、どこで作られて、どこで色がつくピヨ?
まさに次の回への橋わたしシカ! 声は2つの担当の掛け算シカ。
さっきのミキサーでやった「棒のON/OFF」を、実際の体の中ではのど・口の形が自動でやっている、というイメージシカ。
そしてフィルターが強めてくれる場所のことをフォルマントと呼ぶシカ。それが次の②回目のテーマシカ!
さいごに3問だけ確認シカ。声に出して答えてみてシカ!
Q1. 声の「高さ(ピッチ)」を決めているのは、基音・倍音のどっちシカ?
Q2. おなじ高さでも人によって声の「色」がちがうのは、何がちがうからシカ?
Q3. AOPでも出てくる「H2」は、基音とくらべてどんな高さの音シカ?
答え合わせしたいピヨ!
A1. 基音ピヨ。タワーのいちばん下の階が高さを決めるピヨ(シーン2)。
A2. 倍音の強さの「バランス」がちがうからピヨ=音色(シーン3・4)。
A3. 基音の2倍の高さ=1オクターブ上の倍音ピヨ(シーン2)。
🧪 じっけん室 ― 自分の声でタワーを見てみよう
もっと遊びたい人は、マイクで自分の声のスペクトラム(倍音の山)をリアルタイムに見られるシミュレーターへどうぞシカ。今日のタワーが、キミの声の中にも見つかるシカ!
🧪 じっけん室をひらく